近年、自らの趣向と価値観に基づいて気ままに行動する住民が増える中、市町村の行政運営は住民合意形成し、行政推進することが難しくなってきています。
更には、このような社会状況の中では、行政が提供できる公共サービスの提供と市民ニーズとの間に大きな落差を生んでいます。例えば、保育園の待機児童、介護施設への入所待ちが一部で常態化している問題です。
住民要求の多様化と行政要求の増大に伴い、行政課題を解決するためには、ある程度優先順位をつけ、或る時は我慢を受容する必要もありますが、それには限界があります。しかし、増大する行政要求を解決するためには、これまでの行政頼りでは対応できない状況にあります。
私たちは、これからは市民と行政のお互いの立場や価値観を尊重し、柔軟で機動的な運営可能な、新しいセクター(新たな公共)の存在が不可欠になってきていると考えております。ここに、社会貢献活動・公益的活動を行う市民活動団体やNPO発展の意義があり、新しい市民社会実現の担い手として期待が寄せられています。
我が国では、NPOは行政・企業に次ぐ新しい(第3の)セクターとして社会的には、まだ、一部を除き、認知されるまでには至っておりません。
今、全国各地ではNPOが、この期待に応えようと、社会貢献できる姿を求め、また、支援のための中間支援組織が産声を上げ始めています。
私たちは、蕨市や近隣において、市民活動が盛んになり、多くのNPOが生まれ育ち、自立した市民による新しい市民社会を実現することを願い、「人と人とが支え合い、心豊かにともに生きるまちの実現」を目指しています。
多様な価値観の併存を受容する新しい市民社会実現の担い手として、また、公益的な活動の発展を支援することを目的とし、行政とのパートナーシップの下に、活動の組織的基盤を確立し、自らも情報公開と責任ある体制を築き、幅広い市民の参加を願い、中間支援組織、「わらびNewウエーブ」の設立を決意いたしました。
目的達成のために、私たちは、民・官・産・学との連携、地域社会とのネットワーク構築、市民に対する市民活動参加のための情報提供、これらのための情報収集・提供、調査・研究等の事業を実施し、市民の期待に応え、地域社会に貢献してまいります。
平成25年5月1日
役 職 | 名 前 | プロフィール |
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理事長 | 冨士田 | さいたまNPOセンター主催、協働のための人材育成セミナーに参加し、多くの仲間がいることに勇気づけられ、これからは「協働」だと閃いたのが活動参加の始まり。 |
理 事 会 計 書 記 |
川島 | 市民活動の面白さ、素晴らしさを肌で感じ前向きに明るくがモットーの理事。 日頃は、ケアラー支援やお料理教室のサポートをしながら、テキパキと報告・連絡・相談の要役。 |
理 事 事務局 |
田本 | 市民活動スタッフに係る研修会に積極的に参加し、活動理論の構築を図っている地道派です。シャンソン・邦楽・エレキギターなどの音楽にもそっと取組み、人生を謳歌中。 |
・蕨市教育委員会から、社会教育関係団体としての認定を受けております。
・蕨市の非営利で公益的活動等を支援する「わらびネットワークステーション」に登録しております。
・さいたまNPOセンターと連携を図っております。
・さいたま市大宮で開設している、ケアラーズカフェだんだんと連携を図っております。